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2006.09/26(Tue)

久しぶりに 

すっかり忘れてた小説でもアップしようかにょー。
話忘れちゃってる人がほとんどでしょうけど、カテゴリから過去記事参照して思い出してください。
私も忘れちゃったy


【More・・・】

「cross」第5話

地下への入り口に行く途中、何度か彼らに出くわしたが櫂があっという間に駆除してしまった。
あたりに彼らがいないことを確認して中へ通じるエレベーターにのる。
地上に居た頃より、人の科学はとても発展していた。
その一番が彼らに使う薬品である。
人には解毒、彼らには猛毒という特殊な薬。
だがそれが完成するまでに多くの犠牲があったことを櫂も蒼祢も知っている。
人に解毒となるためには試作品を誰かに試さなければならないから。
もちろん試作品の中にはしっかり解毒の役目を果たすものもあった。
だがそれは少数であり、ほとんどが人にも猛毒のものだった。

(だから地下ってあまり好きじゃないんだけどな・・・。)

ふと蒼祢は「cross」の本社へ向かう途中に思った。
地下にはいい思い出があまりない。
蒼祢や櫂はもちろん、「cross」で二人と同じ役目をもった者たちは、この本社へ入ってすぐから訓練と精神の強化が始まる。
それは並大抵の努力だけではかなわない。
特に精神の強化が一番の問題である。

彼らに普通の武器は効かない。
薬を彼らの体に撃ち込んでようやく溶けてなくなる。
だから薬が切れればあとは逃げるか、殺されるかしか選択がなくなる。
まず逃げることは困難である。
彼らは必ず群れを作って襲ってくる。
獲物を取り囲み少しづつ追い込む。
そんな状況では逃げようにも逃げ場がない。
人は自分の身の危険を感じると、必ず恐怖を覚える。
どうにかその場から逃げようとするだろう。
たまに彼らの包囲網を突破して逃げ帰ってくる者がいる。
彼らを大量に引き連れて、地下への入り口を目指す。
そうなっては地下にいる人達の身の危険にも繋がってしまう。
そのために「cross」に入った者はまず精神の強化を優先的に行われる。
ほとんどの場合、催眠術の療法で意識の奥深くの恐怖の感情に鍵をかけてしまう。
だがそれはほとんど長続きはしない。
個人の意識が鍵を勝手にはずしてしまうのである。
そこで”夢”を使って身体に覚えさせることにした。
短くても半年、それより時間がかかる者はもっと長い時間夢を見続けさせる。
その夢はとても恐ろしい夢。

白い四角い入り口もない部屋でたった一人、その中に突然彼らが大量にわきでる。
初めは武器はなにも持っていない。
ただ彼らに食べられるのを待つだけ。
それがどれだけの恐怖なのかは実際にやってみた人間にしか分からない。
何もできずに少しずつ溶かされながら死んでいく。
死んだらまた、最初からやり直し。
それが1ヶ月は続く。
武器を持つには自分が強く願って手に入れるしかない。
所詮は夢なのだから強く思えば手に入る。
生きたい、と強く強く。
その生きたいという本能は人の恐怖に打ち勝つ唯一のものである。
そうして手に入れた武器で彼らを駆除する。
一つも怪我をせずすべて倒すことができた者だけがその夢を終わらせることができる。
だが、そこで生きたいと思えず諦めてしまった者は。
夢のなかで少しずつ壊れて、目が覚めたときにはただ暖かな身体を持っているだけの人形になってしまう。

蒼祢はその夢を見る部屋を覗いたことがある。
皆、夢に魘されながらそれでも目覚めることができずにいる。
その何十人分もの呻き声は蒼祢を卒倒させるほどでもあった。
(あの部屋も嫌いだけど実験室も嫌いだし・・・訓練場も嫌い。)
訓練場はただ単に自分の運動神経のなさが分かるから嫌なだけである。
嫌なことを考えていたので表情が険しいものになっていたようである。
「蒼祢さん?どうかしましたか?」
レンがそう顔を覗き込んできた。
「あ、うぅん、ちょっとね。」
ふぅんと納得したように顔を逸らす。

(レンは知らないもんね・・・。教えなくてもいいよね。)

レンは罪を犯した人が作った成功品であった。
必ずしもすべて失敗だったわけではない。
このレンのように成功した者は他にも数人いる。
だが、その数人も何千という失敗のうちの数人なのである。
レン達はすべて番号で識別されている。
REN005がレンの本当の名前・・・番号である。
数字の前は、今の形になる前の人間であったときの名前である。
だから蒼祢と櫂、他にレンと特に親しい者だけはレンと呼ぶ。
それ以外の人間はすべて番号でレンのことを呼ぶ。
レン達は治癒能力が特化されている。
また老いることを知らない。
ずっとその姿を保つことができる。
つまり年をとらず病気に困ることもない、人の理想なのである。
レンは見た目は蒼祢や櫂より年下だが実際はとっくに50歳を超えている。
だが本人はまったく年長だということを気にせず自分のペースで過ごしている。
また、彼らは作られるときに余計な感情は削除されている。
身体能力もぐんと高めており、精神の強化や訓練は必要ないのである。
また物事を覚えるときはカプセルに入りコンピュータから直接脳内へ植え込む。
なので一切手間がかからないようになっているのである。
だからわざわざあの夢の部屋のことを教える必要はない。
レンは恐怖の感情以外は残してある、「with feeling」(感情ある者)だからである。
夢の部屋のことを教えればきっと辛い顔をする。

「蒼祢、ついたぞ。」

またうっかり考え込んでしまい櫂の声にようやく気づいたのは、所長の部屋から5mも離れてからであった。
慌てて所長室の手前まで駆け寄る。
「さ、さぁ入ろうかっ」
そうして誤魔化す蒼祢。
その様子をレンはとても楽しそうな顔をして、櫂はいつものことかと少し呆れた顔をして所長室に入っていった。

++++++++++++++++++++++

結局所長でてこなかtt。
地味に世界観説明2のようなかんぢに(・ω・`)
まぁいいか(ぇ
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